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2023/08/12
- その他
社員研修が意味ないといわれる理由|意味のある研修にするためには?
社員を抱える企業であれば、ほとんどのケースで社員研修をおこなっているでしょう。
しかし、研修を受ける側の意見として「社員研修は意味ない」と思われているケースもあります。
では、なぜ社員研修が意味ないと思われてしまうのか、その理由や対策について解説します。
社員研修が意味ないと思われる原因
社員研修が意味ないと思われてしまう理由については、主に4つの原因があります。
- ・社員が必要性を感じていない
- ・研修内容を実践できる場がない
- ・社員のスキルと研修内容が合致していない
- ・研修の目的が曖昧
もしいずれかに当てはまるのであれば、多くの社員が研修制度に「意味がない」と感じているかもしれません。
なぜ上記のような状況になってしまうのか、以下で解説します。
社員が必要性を感じていない
社員が研修の必要性を感じていないのは、最も致命的です。
必要性を感じていない内容を時間を拘束されてやらなければいけないので、意味がないと思われるどころか、研修に対してネガティブなイメージをもたれてしまいます。
ではなぜ必要性を感じてもらえないのかというと、必要性を伝えられていないからです。
基本的に、必要でないスキルはありません。
しかし、社員自体が「なぜ必要なのか?」を理解できていないから、「必要でないから意味がない」と思われてしまうのです。
研修内容を実践できる場がない
どのような研修でも「目の前の業務に必要がない」と思われてしまうと、「研修に意味がない」と思われてしまいます。
どれだけ重要な内容だとしても、アウトプットできる場がなければ「今は学ぶ必要がない」と、研修に対してのモチベーションが下がってしまいます。
この場合は、職場での実践までをフォローしてあげなければいけません。
社員のスキルと研修内容が合致していない
社員のスキルと研修内容が合致していなければ、当然「意味がない」と思われてしまいます。
よくあるのは、すでに身についているスキルを改めて研修で行うケースです。
「毎年この時期にこの研修を行わなければならない」というような、なんとなく毎年やっているような研修は社員にとって不必要であるケースが多いです。
研修の目的が明確でない
社員に意味のある研修だと感じてもらうためには、研修の目的を明確にしなければいけません。
「毎年やっている研修」や「他の企業でも導入している人気のある研修」のような目的では、意味がないと思われてしまいます。
企業側が明確な目的を立ててあげなければ、「なぜこの研修が必要なのか?」と意味を感じられないままの無駄な時間になってしまいます。
意味のある研修にするためのコツ
社員に「意味のある研修」と感じてもらうためには、以下の3つを意識しましょう。
- ・研修のゴール設定
- ・アンケートで満足度を測る
- ・価値観についての重要性を伝える
もし現在、研修に対する社員のモチベーションが高まっていないのであれば、それぞれを実施してみてください。
研修のゴール設定
研修を実施する際は、必ず事前にゴール設定をおこないましょう。
「何のために」のゴールがあるだけでも、意味を感じてもらいやすくなります。
この「ゴール」については、スキルやパフォーマンス向上である必要はありません。
たとえば、研修後にテストを実施して、規定点数以上を獲得できた受講者に対して何かしらの表彰をするなどでも良いでしょう。
つまり、受講者が「研修後に目指す先」を設定してあげるべきなのです。
アンケートで満足度を測る
研修を意味のあるものにするには、研修後の満足度を測ることも大事です。
アンケートで受講者の意識を聞くことで、研修内容をブラッシュアップできます。
アンケートの内容は「意味を感じたか?」「わかりにくい部分はあったか?」など、簡単な内容で構いません。
次回の研修から意味を感じてもらえるようにするために、実行側も積極的に変化させていく姿勢が必要なのです。
価値観についての重要性を伝える
研修を行う前に、価値観についての重要性も社員に伝えておきましょう。
研修は「スキルを得るため」だけのものではありません。
研修によって価値観の変容を促すのも大事な役割です。
価値観についての重要性を理解してもらえれば、スキル自体が身につかなくとも、研修の大事さを理解してもらえます。
満足度の高い研修を実施するなら
社員の満足度の高い研修を行うなら、スキルに合った明確な目標を持つ研修内容を充実させましょう。
しかし、企業側だけで上記を満たす研修を実施するのは手間も時間もかかります。
そのため、研修を外部に依頼する方法も検討してください。
弊社では、個々のスキルに合った研修制度を用意しているので、ぜひ研修の進め方や内容に悩んでいる企業は、一度ご相談ください。