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2023/08/22
- その他
社内研修にはどんな種類がある?5つの研修と目的を解説
新入社員が行うイメージのある社内研修ですが、部長や課長クラスへ昇進したタイミングや、社員が自らがスキルアップのために行うこともあります。
企業にとっても、優秀な人材育成のためにも研修は欠かせません。また、研修は働きながら行うため、適切なタイミングに行うことも重要なポイントです。
そこで今回は、主な社内研修の種類や研修を行う目的について紹介します。
企業における社員研修
企業における研修には、社内で行われるものと社外で行われるものがあります。
事業の内容によって、または社員の立ち位置によって必要なスキルが異なるため、階級に合った研修を行うのが大切です。
では一般的な「社内研修」と「社外研修」について解説します。
社内研修
一般的な社内研修は、自社で働く社員へ向けて「こんな社員になって欲しい」という社風に基づいた研修が行われます。
たとえば、新入社員には人事部によるビジネスマナー研修が行われる場合が多いです。また、社員に身に着けてほしいスキルアップ研修や、中堅社員を対象としたフォローアップ研修なども社内研修に該当します。
社内研修は、業務を遂行しながら行わなければならないため、社員のリソースを確保したり、研修の資料作りを行ったりといった事前準備が必要です。
優秀な社員育成のためだけでなく、社内の認識を統一できるのが企業側の大きなメリットになるでしょう。
社外研修
社外研修とは、外部のサービスを利用して講師を社内へ招いたり、または講習会場まで出向いたりして行われる研修です。
社内研修よりも準備が短縮でき、豊富なカリキュラムの中から目的に適した研修を行うことができます。また、社外研修は専門性の高いスキルが身に付きやすいため、社員が自発的に参加する場合も多いでしょう。社内研修では得られない気づきや発見があり、社員のリフレッシュ効果も見込めます。
ただし、社外研修は受講内容やサービスによって多少コストがかかってしまいます。社内で対応できる講習は社内研修として開催するなどして、上手く使い分けるようにしましょう。
社内研修の目的と種類
社内研修の目的は、優秀な人材の育成や社員自身のスキルアップです。
研修には社内研修や社外研修の他にもさまざまものがあります。
一般的に知られている社内研修は以下の通りです。
- ・一般的な座学研修「Off-JT(Off the Job Training)」
- ・実務遂行型の研修「OJT(On the Job Training)」
- ・接客業向けの研修「ロールプレイ」
- ・協調性を習得する「グループワーク」
- ・Web上で行う「e-ラーニング」
社員の役割や階級によって求められる研修は異なりますが、人材育成やスキルアップという目的は変わりません。それぞれの研修について解説しましょう。
一般的な座学研修「Off-JT(Off the Job Training)」
Off-JT(Off the Job Training)とは、一般的な座学による研修です。
業務を始める前の段階で基本的なスキルや知識、動き方などを学ぶため、新入社員研修にも向いています。
なお、Off-JTはセミナーや講演会なども含まれることから、社外研修扱いになる場合もあるでしょう。
実務遂行型の研修「OJT(On the Job Training)」
OJT(On the Job Training)とは、実際の業務も遂行しながら行う研修です。
実務をしながら効率的に仕事を覚えられるため、実践力が身に付きます。
しかし、OJTの場合は一度に多くの社員に行うのは難しく、教える側に立つ社員の負担になってしまう可能性があります。
そのため、知識の浅いうちはOff-JTを行い、その後OJTを行う方が効率的といえるでしょう。
接客業向けの研修「ロールプレイ」
ロールプレイとは、接客対応のあるサービス業などで取り入れられている研修です。
「ロープレ」と省略して呼ばれており、社員でお客様役と店員役に分かれて、接客のリハーサルを行います。
たとえばアパレルショップの場合、接客トークや販売までの流れ、対応時の表情などをお互いに評価し合います。実際に体感することで、座学が業務だけでは気付けない部分も学べるでしょう。
協調性を習得する「グループワーク」
グループワークとは、複数人でグループを作り、課題に対して協力しながら解決策を導き出す研修です。
新卒研修やOff-JTといった座学研修の中で行われることも多く、社員の協調性を身に着けられます。
チームで課題をこなすことは実務においても役立つのはもちろん、社員同士のコミュニケーションを活性化させます。
Web上で行う「e-ラーニング」
e-ラーニングとは、PCやタブレット、スマートフォンなどの端末で受講する研修です。
近年はリモートワークが進み、時間や場所にとらわれずに受講できるe-ラーニング研修は、今や多くの企業に注目されています。
カリキュラムさえ準備できれば、その他の事前準備などする必要がないのが利点です。しかし、e-ラーニングの場合は対面での研修とは異なり、従業員の顔が見えないため、学習状況や理解度が図れないのがデメリットとして挙げられます。
そのため、研修後にテストを実施して、受講した社員の理解度を図る企業が多いです。
社内研修は自社の目的に合ったものを選びましょう
一口に研修といっても企業側が人材育成のために行ったり、社員自らがスキルアップのために参加したりと、その目的はさまざまです。
企業側が研修を実施する際は、ゴール設定を明確にすることが大切になります。
業務遂行に必要なスキルだけでなく、社員としての理想の在り方について伝えられるような、芯の強い研修を行いましょう。
弊社では社員のスキルや役職に合った研修を用意しておりますので、ぜひご検討ください。