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2023/07/28

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中堅社員研修が必要な理由と研修内容の選び方

中堅社員研修が必要な理由と研修内容の選び方

新人社員向けの研修を用意している企業は多いですが、中堅社員向けの研修を行っている企業は少ない傾向があります。

 

しかし、企業にとって中堅社員はこれからを担う存在です。

 

そのため、中堅社員のスキルをより伸ばす研修も用意しなければいけません。

 

そこで今回は、「中堅社員研修の目的」や「中堅社員にどのような研修を行うべきなのか?」について解説します。

 

中堅社員研修の実施率

中堅社員研修の実施率

HR総研(ProFuture株式会社)の調査によると、企業の半数以上は中堅社員研修を実施していないことがわかりました。

 

  • ・中堅社員研修を実施している…34%
  • ・中堅社員研修を実施していない…66%

(参考:HR総研:人材育成(階層別研修)に関する調査 結果報告

 

社員規模別では、以下のような結果になりました。

 

  • ・1,001名以上規模の中堅社員研修…実施している:50%/実施していない:50%
  • ・301名~1,000名規模の中堅社員研修…実施している:40%/実施していない:60%
  • ・300名以下規模の中堅社員研修…実施している:24%/実施していない:76%

 

上記のように、小規模の会社になればなるほど中堅社員研修を実施していません。

 

しかし、本来であれば中堅社員研修は行うべきなのです。

 

中堅社員研修の目的は4つ

中堅社員研修の目的

中堅社員は、ある程度のスキルを持っているため「研修を実施する必要がない」と考えてしまう企業もあるかもしれません。

 

しかし、中堅社員の育成は、企業を強くするために必要です。

 

以下では、なぜ中堅社員に研修を実施するべきなのか、目的について解説します。

 

育成能力の向上

中堅社員には、今後、育成能力を高めてもらわなければいけません。

 

現状では、業務にあたるスキルは持っているでしょう。

 

しかし、中堅社員に必要なのは、今後の若手社員を育成する力です。

 

育成能力は通常業務では得られないスキルなので、研修で身につけてもらう必要があります。

 

コミュニケーション能力の向上

中堅社員は、コミュニケーション能力を今以上に身につけてもらう必要があります。

 

社内のバランスをとったり調整をしたりするシーンが多くなるためです。

 

中堅社員になれば、他の部署や役職を超えた相手と一緒に業務を行う機会も増えるので、今まで以上のコミュニケーション能力が必要になります。

 

マネジメント能力の向上

中堅社員にもなると、経営や管理部分を意識するシーンも必要になります。

 

とくに、今後の自社を担うほどの存在であれば、マネジメントスキルは必須です。

 

しかし、マネジメントはこれまでの業務とはまったく別物になるので、改めて研修として身につけてもらう必要があります。

 

基本スキルの向上

中堅社員でも、改めて基本的なスキルを学び直す必要があります。

 

中堅社員になると、基本的なことを忘れてしまいやすいためです。

 

また、基本スキルを復習することで、若手社員育成にも役立ちます。


中堅社員に適切な研修内容を選ぶ方法

中堅社員にどのような研修を行うべきかを把握する方法

ある程度スキルの育っている中堅社員に対して、どのような研修を実施するべきか悩む企業もあるでしょう。

 

そこで、中堅社員に向けた研修内容を選ぶ3つの方法を解説します。

 

ぜひ実践して、中堅社員が育つ研修を導入してください。

 

中堅社員の課題を把握する

まずは、中堅社員が今どのような課題を抱えているのかを把握しましょう。

 

現状の課題や不足部分を理解することで、どのような研修が適しているか判断できます。

 

そのためには、中堅社員とできるだけコミュニケーションをとらなければいけません。

 

意見交換会・アンケートなどで研修のニーズを把握する

中堅社員に意欲的に研修を受けてもらうためにも、意見交換会やアンケートなどを行いましょう。

 

中堅社員が求めていないような研修をいきなり導入してしまうと、意欲的に取り組んでもらえない可能性があります。

 

そのため、意見交換会やアンケートで「中堅社員向けの研修を受けたいか?」「研修を実施する場合、どのような内容が良いか?」などをヒアリングしておきましょう。

 

アンケートであれば、以下のようなものが良いです。

 

  • ・特に困っていること(チェック式でいくつかを記載)
  • ・上記でチェックした理由(フリーコメント)
  • ・研修に期待すること(フリーコメント)



上記のようなアンケートをとって、研修導入に活かしましょう。


課題に対する優先順位をつける

いくつかの課題が明確になったら、優先順位の高い課題を解決できる研修を選びましょう。

 

中堅社員全員の課題をすべて研修に詰め込もうとすると、広く浅い内容になる可能性があります。

 

今後のためにとくに重要な課題から優先に、研修を選びましょう。


中堅社員研修で企業を背負う人材を育成

スキル

中堅社員の研修は、企業を存続させるために必須です。

 

実際に、従業員規模1,000人以上の企業は、50%が中堅社員研修を実施しています。

 

弊社でも中堅社員向けの研修をいくつか用意しておりますので、ぜひ今後の自社をより強くするためにも、導入をご検討ください。

 

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