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2024/04/15

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戦略的人材育成とは?実現に役立てられるフレームワーク3つも紹介

戦略的人材育成とは?実現に役立てられるフレームワーク3つも紹介

『戦略的人材育成』が注目されています。

 

自社で思うように人材育成が進んでいないのなら、戦略的人材育成も考えてみましょう。

 

本記事では戦略的人材育成について、どのようなものなのかをわかりやすく紹介します。

 

また、戦略的人材育成の実現に役立てられるフレームワークも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

戦略的人材育成とは?

戦略的人材育成とは?

戦略的人材育成とは、「企業の業績に貢献できる人材を、長期的かつ計画的に管理しながら育成すること」です。

 

経営方針・人事戦略などと教育体系を一致させ、企業の業績に貢献できるような人材を育てます。

 

ただ単に教育を行うだけの人材育成では、どうしても失敗しがちです。

 

企業の業績に貢献できるような人材を育成するためには、経営方針や人事戦略を踏まえなくてはなりません。

 

 

戦略的人材育成に役立つフレームワーク3選

戦略的人材育成に役立つフレームワーク3選

戦略的人材育成を進めるにあたって役立てられるのがフレームワークです。

 

フレームワークとは、目標達成・経営戦略・課題解決などに役立つ思考の仕組みを意味します。

 

戦略的人材育成を進めるのなら、次のようなフレームワークの活用がおすすめです。

 

・氷山モデル

・カッツ理論

・HPI

 

そのほかに、「70:20:10フレームワーク」や「SMARTの法則」なども役立てられるでしょう。

 

「70:20:10フレームワーク」や「SMARTの法則」については別の記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

人材育成に役立つフレームワーク3選|必要な理由についても解説

 

 

氷山モデル

 

氷山モデルとは、物事の全体像を捉えるために使われている概念です。

 

「表面に見えている部分は一部のみだけであって、見えていない部分が大きい」ということを意味しています。

 

視点の深さを示しているのが、氷山モデルの特徴です。

 

  1. 1.成果(できごと)
  2. 2.スキル
  3. 3.行動
  4. 4.思考
  5. 5.価値観

 

仕事の場合なら、たとえば、『成功』が水面上に見えている部分だとします。

 

その場合、水面下には「能力・時間・努力・挫折・我慢」など、見えない部分が数えきれないほどある、といったイメージです。

 

氷山モデルは、物事の全体を見て根本的な解決策を見つけるために役立ちます。

 

 

カッツ理論

 

役職ごとに求められるスキルの割合を示す「モデル図」を作成するために使われているのが、「カッツ理論」です。

 

カッツ理論は、3つの階層と3つのスキルで構成されています。

 

 

【階層】

 

  • ・ロワーマネジメント(店長やリーダー)
  • ・ミドルマネジメント(課長や部長などの中間管理職)
  • ・トップマネジメント(社長やCEO)

 

【スキル】

 

  • ・テクニカルスキル(業務遂行能力)
  • ・ヒューマンスキル(コミュニケーション能力やコーチング力)
  • ・コンセプチュアルスキル(概念化能力)

 

 

コンセプチュアルスキルとは、物事の本質を理解し、判断する能力のことです。

 

どの階層なのかによって、マネジメントで求められるスキルは大きく違ってきます。

 

カッツ理論の活用によって、階層ごとに必要なスキルや、必要な研修などが把握しやすくなるでしょう。

 

 

HPI

 

「Human Performance improvement」の略で、人材のパフォーマンス向上を目的とするフレームワークが、「HPI」です。

 

HPIは次のような流れで進めます。

 

  • ・理想の姿と現状のあいだにあるギャップを洗い出す
  • ・ギャップが生じている根本的な原因を分析する
  • ・ギャップを埋めるために必要な介入策を検討して実行する
  • ・実行の結果を測定する

 

HPIは、組織が持つ課題の解決を人材の視点から捉える方法です。

 

実行の結果を測定して、必要に応じて介入策の見直しを行います。

 

中長期的な視点での人材育成によって、組織の問題も解決に導けるでしょう。

 

 

フレームワーク活用時の注意点

フレームワーク活用時の注意点

戦略的人材育成でフレームワークを活用する場合に気をつけたい注意点は、次の2つです。

 

  • ・手段が目的にならないよう注意する
  • ・定期的に見直しを行う

 

戦略的人材育成では、フレームワークを使うこと自体が目的になってしまわないよう、注意しなくてはなりません。

 

「本来の目的が人材育成であること」を忘れないようにしましょう。

 

また、フレームワークの運用にあたっては、定期的な見直しが必要です。

 

フレームワークの運用によって見えてくる問題もあります。

 

運用しながら見直しを行って、人材育成を進めていくようにしましょう。

 

 

効果的な人材育成には外部の研修もおすすめ

効果的な人材育成には外部の研修もおすすめ

戦略的人材育成を進めるにあたって活用できるのがフレームワークです。

 

人材育成が思うように進んでいないのなら、フレームワークの活用を考えてみましょう。

 

また、人材育成では、外部による研修を活用する方法もおすすめです。

 

 

弊社では、人材育成に役立つさまざまな研修をご用意しております。

 

効果的な人材育成のために研修の実施をお考えでしたら、ぜひ弊社まで遠慮なくお問い合わせください。

 

 

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