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2023/11/24

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人材育成ロードマップとは何か|作成する目的と作り方の手順

人材育成ロードマップとは何か|作成する目的と作り方の手順

企業においては、計画的な人材育成が求められます。

 

その人材育成に役立てられるのが『人材育成ロードマップ』です。

 

本記事では、人材育成ロードマップの概要や作成の目的、作り方の手順を紹介します。

 

人材育成を行うにあたっての参考として、ぜひ内容をご確認ください。

 

人材育成ロードマップとは?

人材育成ロードマップとは?

人材育成ロードマップとは、社員を『理想の人物像』にするための計画を示すものです。

 

本来ロードマップとは、ドライバーが使う道路地図のことを意味します。

 

そしてビジネスでは、手順表・予定表などといった意味で使われている言葉です。

 

適切な人材育成ロードマップを作成して人材育成を行うと、企業の組織力を高められるでしょう。

 

また人材育成の対象となる社員の意欲向上にもつながります。

 

人材育成ロードマップを作成する目的

人材育成ロードマップを作成する目的

人材育成ロードマップを作成する目的には、次のようなものがあります。

 

  • ・人材育成計画の共有
  • ・企業理念に合った人材の育成
  • ・社員の意欲向上

 

3つの目的について、それぞれ見ていきましょう。

 

人材育成計画の共有

 

人材育成ロードマップは、人材育成計画の共有に役立ちます。

 

人材育成は、育成される社員だけの課題ではありません。

 

何をどのように進めていくか、関係者がプランを共有して考えていく必要があります。

 

人材育成ロードマップの共有によって、効率的な育成が実現するでしょう。

 

理想となる人材の育成

 

人材育成ロードマップは、理想となる人材の育成を行うために必要となるものです。

 

理想となる人材を育成するためには、企業理念も考慮しなくてはなりません。

 

ロードマップの作成時には、企業理念の作成や再構築なども行われます。

 

社員の意欲向上

 

人材育成ロードマップの作成・実行は、社員の意欲向上にもつながります。

 

実現可能な育成計画であれば、社員も成長を実感しやすくなるためです。

 

意欲の向上は、離職の予防にもつなげられます。

 

人材育成ロードマップの作り方

人材育成ロードマップの作り方

人材育成ロードマップの作り方も見ていきましょう。

 

ロードマップは次の手順で作成します。

 

  1. 1.理想の人物像の明確化
  2. 2.企業理念の再構築
  3. 3.人材育成計画の策定
  4. 4.目標の設定
  5. 5.人材育成計画の実行と評価

 

5つの手順について、それぞれ紹介します。

 

1.理想の人物像を明確化する

 

人材育成にあたっては、まず理想の人物像を明確にする必要があります。

 

どのような人材が必要になるかは、企業や部署によって違うものです。

 

リーダー・専門職など、企業にはさまざまな人材が求められます。

 

理想の人物像を明確にすることで、必要なスキルや育成の方向性も明らかになるでしょう。

 

2.企業理念の作成・再構築

 

理想の人物像が明確になったら、企業理念の再生や再構築を行います。

 

組織の方向性を示すために設定するのが企業理念です。

 

企業理念が明確でないと、組織の目的が曖昧になってしまいます。

 

企業理念がないなら作成し、ある場合は必要に応じて再構築してください。

 

3.人材育成計画の策定

 

理想の人物像・企業理念が明確になったら、人材育成計画書を作成しましょう。

 

育成方法は、社員のレベルに合わせて検討してみてください。

 

育成には次のような方法があります。

 

  • ・OJT
  • ・Off-JT
  • ・ジョブローテーション

 

OJTとは実務を通じてスキルを身につける方法です。

 

Off-JTは、座学で行う研修方法を意味します。

 

代表的なものが、eラーニングや集合型研修などです。

 

ジョブローテーションでは、職種を変えながら多くの経験を積んでいきます。

 

研修の実施後はアンケートを取り、効果の測定を行ってみましょう。

 

 

社員研修後のアンケートについては別な記事で紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

社内研修後に実施するアンケートのテンプレート|設問例やポイント

 

4.目標の設定

 

育成の対象となる社員の状況に合わせて、短期・中期での目標を設定していきます。

 

短気・中期での目標が必要になるのは、長期目標だけでは成長の実感を得づらいためです。

 

成長を実感できないと、モチベーションが維持しづらくなってしまいます。

 

何をどうするのか、具体的な目標を定めるのが大切です。

 

5.人材育成計画の実行と評価

 

目標を設定したら、人材育成計画を実行します。

 

実行後は定期的な評価も行わなくてはなりません。

 

評価を行うのは、改善のためです。

 

定期的な評価をもとに、人材育成計画は改善を繰り返していきます。

 

効率よく人材育成を進める方法

効率よく人材育成を進める方法

効率よく人材育成を進めるために必要となるものが、『人材育成ロードマップ』です。

 

曖昧なまま人材育成を行っても、思うような人物に育てるのは難しいと考えられます。

 

人材育成を行うのでしたら、ぜひ人材育成ロードマップを作成してみましょう。

 

人材育成にあたっては、外部による研修を活用するのも効率的な方法です。

 

弊社では、役職・スキルなどに応じた各種研修をご用意しております。

 

効率よく人材育成を進めたいとお考えでしたら、ぜひ弊社までお問い合わせください。

 

 

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